炎元素と氷元素を反応させることで発生する”溶解”反応について解説します。
元素付着/元素量/元素付着CTといった概念が登場しますので先に下記記事を読んでからこの記事を読むことを推奨します。
溶解反応の概要
炎元素と氷元素を反応させることで発生する元素反応です。
炎元素ダメージもしくは氷元素のダメージを純粋に強化する反応で、もともと高火力が出せるキャラクターのさらなる火力アップを狙いに行く反応になります。
溶解反応は元素を付着する順番に応じてダメージUPの割合は下記のように変化します。
・炎元素付着→氷元素付着の順番 ”1.5倍溶解”と以後表記
氷元素ダメージ1.5倍 (消費元素量:0.5 × 氷攻撃元素量 [U])
・氷元素付着→炎元素付着の順番 ”2倍溶解”と以後表記
炎元素ダメージ2倍 (消費元素量:2 × 水攻撃元素量 [U])
1.5倍溶解[炎→氷]について
炎元素が付着した敵を氷元素で攻撃することで起こる溶解反応になります。氷アタッカーが利用する元素反応になります。火力UP率は1.5倍で、もともと10,000与えていたダメージが単純に1.5倍され15,000となります。
後述する2倍溶解に比べれば火力UP率は控えめと思われるかもしれませんが、溶解反応のほとんどがこの1.5倍溶解を利用します。理由は”元素量”で、氷元素攻撃での溶解反応のもとになる炎元素が消費されにくい点が挙げられます。(1Uの炎元素付着状態の敵に1Uの氷元素攻撃で炎元素は0.5U消費で済むため炎元素付着状態が残る。)
簡単に言うと、1.5倍溶解において先に付着している炎元素(炎元素下地)は油汚れで、氷元素攻撃で蒸発反応を起こしても下地の炎元素が落ちにくいとイメージしてもらえればOKです。これによって敵に炎付着した状態が維持しやすいため、炎アタッカーは安定的に自身の氷攻撃火力を1.5倍にすることができます。
2倍溶解[氷→炎]について
炎元素が付着した敵を水元素で攻撃することで起こる蒸発反応になります。炎アタッカーが利用する元素反応になります。火力UP率は2倍で、もともと10,000与えていたダメージが単純に2倍され20,000となります。
前述した1.5倍溶解に比べれば火力UP率は大きく、多用したくなると思うのですが、2倍溶解は基本的には安定して起こすことができません。理由は”元素量”で、炎元素攻撃で溶解反応を起こしたときにもとになる氷元素が消費されやすい点があげられます。(1Uの氷元素付着状態の敵に1Uの炎元素攻撃で炎元素は2U消費でなるため一瞬で敵の氷元素付着状態がはがれる。)
簡単に言うと、2倍溶解において先に付着している氷元素(氷元素下地)はホコリみたいなもので、炎元素攻撃で溶解反応を起こすと簡単に氷元素が落ちてしまうイメージしてもらえればOKです。これによって、敵に付着した氷元素は簡単に剥がれ落ちてしまい、炎元素下地に書き換わってしまいます。炎元素キャラが安定的に2倍蒸発を起こすのは難しいのです。
溶解と元素熟知の関係
元素反応を起こす側のキャラクター(1.5倍溶解でいうと炎元素キャラ)の元素熟知が高ければ、元素反応補正により、さらに溶解反応の火力向上を狙うことができます。
蒸発反応はほかの元素反応に比べても、元素熟知の重要性はそれほど高くありません。
現状ほとんどの溶解反応を駆使するキャラ達において、元素熟知は”あるに越したことはない”程度で、聖遺物時計に関しても基本的にはキャラに応じた”攻撃%”や”HP%”のものでよく、会心率、会心ダメージのサブステータスを下げてまで”元素熟知”時計にする必要はほとんどの場合ないという認識でよいと思います。(例:攻撃依存キャラの場合 攻撃%時計=元素熟知時計)
また、念のためキャラクターのLvは溶解反応の火力補正に影響はしません。ただし、自身のステータスが向上することで溶解する前の素の火力向上は1.5倍や2倍蒸発に少なからず影響しますのでLvを上げていて損はないと思います。
※計算式はややこしいため記載しません。ご容赦ください。
蒸発と相性がいいキャラ&パーティ
BEST1. ロサリア
溶解編編成を使うならこのキャラ!
★4キャラでありながら、溶解反応を活用すれば★5キャラのメインアタッカーたちにも負けないような火力を実現でいます。爆発の2sごとに発生する追撃でバフ効果などもうまく乗せてあげれば毎回5万越えの溶解ダメージ、8万~10万ほどのダメージを出している人の動画も拝見したりします。
低コストで使いやすいキャラであるため、初心者の人にもおすすめできるキャラ、溶解編成です。
BEST2.甘雨&神里綾華
Ver3.0にて燃焼反応とナヒーダが実装されてから高火力な溶解反応を実現できるキャラとして再注目されるようになりました。
もともと甘雨や綾華の高頻度な氷付着に追いつく炎元素下地を用意するのはむつかしく、最適解を用意するのがむつかしかったのですが、燃焼反応での安定的な炎付着によって炎下地の維持が可能に。
現状甘雨や綾華で初心者が編成を組むなら、凍結編成より溶解編成がおすすめになります。
BEST3.ディシア
炎側で安定的な溶解ダメージを実現できるキャラとしておすすめのキャラ。
爆発で追撃を起こせないディシアですが、2倍溶解を駆使しながら火力を出すことができます。
ただしディシアは無凸時点では自身で火力を出すことが難しいキャラ。
使えないわけではないですが、安定的な2倍溶解のためにはガイアは完凸が欲しかったり、パーティ幅が狭かったりとまだまだ多くの問題を含んでいます。
フォンテーヌや今後のキャラ実装に期待が膨らみます。
その他溶解編成にかかわるキャラ
◆氷サブアタッカーとして1.5倍溶解 or 2倍溶解サポート
ガイア、重雲はナショナル編成などで溶解反応をサポートするキャラ達として活用できます。
特にガイアは定期的な氷付着を裏から実現できるキャラとして現状重宝されるキャラで、今後のキャラの充実で安定的な2倍溶解反応が起こせる編成発掘などの際に大きな役割を担う可能性があります。
◆ディシア以外の2倍溶解アタッカー
ディシア以外で溶解反応を利用して戦うなら宵宮や煙緋が選択肢として上がります。
もともと炎アタッカーたちは高い自身火力を有していることが多く、溶解反応を駆使すれば高火力なダメージを実現することができます。
ただし、元素付着面では十分に氷下地を維持できるキャラがまだ充実しておらず、攻撃テンポをあえて緩めるなどの対応が必要。今後のキャラ充実に期待です。
◆1.5倍溶解編成の基本パーツ
溶解編成を考えた際に、安定的な炎元素付着(炎元素下地)の維持は非常に重要となります。
そこで注目されるのは、元素付着CTを持たない香菱。安定的な炎元素付着の供給をパーティの裏から行う上では欠かせないキャラです。
運用上、スナップショットや粒子回収など行えるベネットとはセットになりますが、ベネットも回転率のいいスキルの元素量が優秀で、炎下地に書き換えたい時などに役立ちます。
まとめ
以上。その他の元素反応一覧に関しては下記ご参照ください。